「携帯電話の番号が変わった」「風邪をひいた」などと息子をかたった不審な電話があったとの相談が3月30日~4月2日の間、県警に13件相次いで寄せられた。県警生活安全企画課は、後に現金の要求などに発展するおれおれ詐欺の可能性があるとして注意を呼び掛けている。 同課によると、61~79歳の高齢者方で、いずれも警察に相談して被害はなかった。多くは自宅に男の声で電話があり、中には「会社を立ち上げた友人の保証人になり金が必要」「同僚が株に手を出して700万円の失敗をし、保証人になっている」など暗に現金を求めるケースもあった。地域別では松山市9件、四国中央市、松前町、伊予市、愛南町が各1件。 同課によると、愛媛県内では2013年に息子をかたったおれおれ詐欺が13件(被害額計約5053万円)発生。今年は4月2日時点で3件(約1120万円)を把握している。
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