愛媛労働局は29日までに、県内の新規求人主要産業割合の変化をまとめた。この20年間で基幹産業だった製造や建設の割合が低下し、医療・福祉が上昇。一方、製造からの転職先のうち医療関連は1割に満たず、成熟産業から成長産業への人材の移動が進んでいない実態が鮮明になった。 雇用状況把握を目的に調査した。1993年度の新規求人割合は製造が最多の29.8%で、建設15.9%と合わせて45.7%と半数近くを占めたが、2013年度(13年4月~14年1月)は製造11.1%、建設6.1%で計17・2%に減少。93年度に7.9%だった医療・福祉は13年度、22.0%に伸びた。
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