パンのおいしさやアイデアを審査する「第1回パングランプリ愛媛」(県パン工業組合主催)が21日、松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋であり、県内10社が50点を出品して腕を競った。 組合によると、ベーカリーの新規出店は増えているものの、組合員は減少傾向で、組合の活性化や技術向上を図ろうと初めて企画。県産素材をテーマに、食事パンと菓子パン、焼き菓子の3部門で味や外観、独創性を審査した。 会場には、県産しらすを生地に練り込み、カルシウム豊富な骨の形に仕上げたパンや、地元産裸麦を使ったあんパンなどがずらり。来場者も大勢詰めかけ、試食を楽しんだ。 最高賞の県知事賞は、焼き菓子部門で県産クリの甘露煮とペーストを使った「媛栗ケーキ」を考案した「ビュッテ・ドゥ アンジュ」(新居浜市久保田町2丁目)が受賞した。
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