原発危険性見解聞く　初の専門家招致　八幡浜市議会

　八幡浜市議会は２０日、行財政問題特別委員会（石崎久次委員長、１５人）を開き、原発の危険性を指摘している元原子炉設計技師の田中三彦氏（７０）を招いて意見を聞いた。四国電力伊方原発に隣接する同市の議会が原発の専門家を招致するのは初めて。　東京電力福島第１原発の国会事故調査委員も務めた田中氏は「かつては原発を規制する側の国が、電力事業者の都合のいい立法をしてきた」などと規制の甘さを指摘。事故は人災だったとの見解を説明した。