春の到来を告げる「道後温泉まつり」(実行委員会主催)が19日、愛媛県松山市道後湯之町の道後温泉本館周辺で始まった。期間中、本館建設120周年を記念した盛大な餅まきや、本館を霧で包み込む新たな演出を披露する。23日まで。 まつりは例年3日間だが、5日間に拡大。餅まきは節目の年を祝おうと地元企業など18社が協力し、毎日3回(午後1時15分、同3時15分、同5時15分)、計約3万個の餅をまく。 19日は本館北側に集まった大勢の観光客らが、旅館や商店街で使える金券など当たり付きの餅まきに熱狂。4月10日から始まる芸術祭「道後オンセナート2014」の一環で芸術家中谷芙二子さんが手掛けた「霧の彫刻」では、本館2、3階の軒下に設置したノズルから噴き出した霧が周辺に立ち込めた。 ◇ 道後オンセナート2014に先駆け、松山市道後湯之町の老舗旅館「ふなや」にある日本庭園「詠風庭(えいふうてい)」で19日、光を取り入れたアート作品の公開が始まった。約100個の発光ダイオード(LED)照明で、木々の緑を浮かび上がらせている。12月31日まで。
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