愛媛県産材増産に向け一定面積を全伐採する「主伐」導入を図る県は13日、低コストで再造林するための研修会を松山市米野町の山林で開き、林業関係者ら約50人に植栽作業の省力化方法を紹介した。 使用したのは直径5センチ、深さ12センチのコンテナで約2年間育てた苗。大きく穴を掘らなければならず、植栽も2~3月に限られる従来の裸苗に比べ、専用の植え付け器を使うことで作業時間が半分で済み、伐採直後に植栽できるため短期間での一貫作業も可能になる。 参加者は、県がモデル的に主伐した山林でスギのコンテナ苗を植栽。植え付け器を斜面にさし、穴に苗を入れると「簡単やなあ」と感嘆の声を上げた。
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