愛媛県西条市大町の市立西条図書館が8日、2009年6月1日の開館から約4年9カ月で入館200万人を達成し、市内の神拝小学校4年伊藤夢華さん(10)が認定書を受けた。 祖母や母らと4人で訪れた伊藤さんは、驚きながらロビーでくす玉を割り、市教育委員会の職員から花束や認定書を受け取った。冬休みは毎日のように来館していたといい、「西条図書館はいろんな本があり、いろいろ分かって勉強になるので好き。200万人目はすごくうれしい」と笑顔を見せた。 西条図書館の蔵書は約27万冊で、18年までに約40万冊にする目標を掲げる。開館当初は年間10万人を想定していたが毎年40万人近くが訪れ、市外からも少なくない。特に小学生や30代が多く、親子連れが目立つという。久米昌弘館長は「蔵書を増やし、職員を学校に派遣する読み方紹介などで、本に親しんでもらえるよう努めたい」と話した。
↧