6日は二十四節気で冬眠していた虫が動きだすころとされる啓蟄(けいちつ)。出荷のピークを控えたイチゴ栽培のビニールハウスでは、ミツバチが「ブンブン」と羽音を響かせながら花の蜜を求めて飛び回っている。 愛媛県松山市安城寺町、乗松直英さん(67)の約10アールのハウスでは5日、室温25度前後に保った中、ミツバチが受粉させた「紅ほっぺ」が赤く色付き、まだ青い実もすくすく育っていた。 ハウス内には養蜂家と協力して計約1万2千匹が入った巣箱を2カ所に設置している。乗松さんは「今年はよくハチが動き回ってくれたおかげで、形の良いイチゴに仕上がっている」と満足そう。
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