いよぎん地域経済研究センター(IRC、愛媛県松山市)は3日、2月9日にあった「第52回愛媛マラソン」の県内経済効果は過去最高の3億4492万円で、主催者事業費(約1億600万円)の3.25倍だったとの試算を発表した。 昨年は7992人が出走し、経済効果の試算は3億2132万円だった。今年は出場者が過去最多の8236人に増えたことが効果を押し上げたとし、観客は沿道とスタート・ゴール会場を合わせて約19万2000人と推計した。 IRCは「県外からのエントリーは約2000人で前年の約2倍になったが、大会前日の雪などの影響もあり、棄権者が計約1000人いた。気象の悪条件がなければ効果はもっと高かった」とみている。 効果の内訳は、主催者事業費や選手・観客の交通宿泊費、観光費などの消費額を合わせた直接効果が2億2954万円。直接効果による県内の生産活動促進で生じた間接効果は1億1538万円だった。
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