愛媛県愛南町沖の宇和海で5月中旬から発生した赤潮について県は12日、有害プランクトンが10、11両日の検査で検出されなかったとして、終息宣言を出した。 5月29日以降新たな被害の報告はなく、最終的なへい死被害は、3業者の1~3年物の養殖カンパチ計2万2000匹。被害額は4600万円だった。 原因のプランクトンは「コクロディニウム・ポリクリコイデス」。エラに付着すると呼吸困難に陥るといい、危険濃度は海水1ミリリットル当たり300個以上。同町沖では5月14日に赤潮を初めて確認し、同18~28日に被害が出た。
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