東日本大震災で甚大な津波被害を受けた宮城県気仙沼市を活気づけようと、愛媛県新居浜市のボランティアグループや新居浜工業高等専門学校などが連携し8月10、11の両日、気仙沼市で開催される「第62回気仙沼みなとまつり」で復興への願いを込めた太鼓台の運行を披露する。 新居浜市は2011年11月に市営渡海船のカーフェリー「おおしま」を、気仙沼市の同名の離島・大島にちなんで同市に無償譲渡。道路復旧のため職員派遣も続け、新居浜市のボランティア団体は、炊き出しやワカメの収穫作業などで支援している。 交流を深める中で川西地区太鼓台運営協議会やNPO法人にいはま市民企画ノポックなど5団体が「新居浜太鼓台を東北に!プロジェクト実行委員会」(会長・佐々木龍前新居浜市長)を結成。趣旨に賛同した西町自治会が口屋太鼓台(高さ約5メートル、重さ約2.5トン)を派遣する。新居浜高専生らが回収・修理した自転車10台も気仙沼市の観光コンベンション協会に寄贈する。
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