県酪農業協同組合連合会(県酪連)は25日、愛媛県東温市南方の本会で組合員の酪農家との会合を開き、関連会社・四国乳業(同市)の経営改善への協力金負担に理解を求めた。 県酪連は同社の赤字圧縮のため昨年11月の理事会で、酪農家に協力金負担を求めることを決定。昨年10月から実施するはずだった乳価値上げ分の支払いや、毎年実施している酪農家からの預かり金精算などを保留している。 会合には県酪連役員と各地域の農家代表ら計約20人が出席。乳価や出荷計画について非公開で協議した。 出席者によると、県酪連側は値上げ分を同社再建の原資に充てるとし、預かり金については「2013年度の業績次第では協力してほしい」と説明。一部の出席者は「預かり金は個人の資産。裁判をしてでも取り戻す」と反発したが、県酪連は方針を変えなかったという。
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