愛媛県西予市三瓶地区の学校にいる子どもたちに津波の危険が迫った際、児童生徒を安全に避難させるための「津波避難計画地図」を作るワークショップが１１日、同市三瓶町朝立の市三瓶支所であった。地元の自主防災会のメンバーや消防団員、小中学生や高校生ら計約６０人が参加。実効性のある地図にしようと、危険箇所を情報共有するなど年代の垣根を越えて知恵を出し合った。 市によると、三瓶地区は南海トラフ巨大地震による津波高を最大約９メートルと想定。ワークショップは、国の支援事業で実施し、西予署員と防災士がアドバイザーとして加わった。 地図の作成では、６グループに分かれた上で、コミュニケーションを図るため自己紹介からスタート。一時避難場所や幹線道路などをチェックし、「危険箇所をどうやって回避するか」「橋が崩れたらどう逃げるか」などと話し合っていた。 ワークショップは１５、１６の両日にも開催予定。地図は避難路など現地確認を行った上で仕上げ、各校での訓練などに生かすという。
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