労働災害防止への意識を高める建設現場一斉パトロールが１０日、県庁など愛媛県内３６カ所であり、建設業労働災害防止協会愛媛支部などが各現場の労災防止対策をチェックした。 同支部は工事繁忙期の１～３月を「建設事業ノーダン（無死）運動期間」とし、啓発に力を入れている。 １０日は、支部長の西岡義則県建設業協会長が「一人一人が基本に返って安全意識を高め、昨年に続き、期間中のノーダンを達成させたい」とあいさつ。県庁第１別館耐震改修工事を巡回し、施工業者から移動式クレーンの転倒防止策や落下物による災害防止策などの説明を受けた。 免震装置が設置された地階を見学した田中敏章愛媛労働局長は「地階工事は資機材や備品が散らかり、災害につながることがあるが、整然としていた」と評価した。
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