八幡浜漁協(愛媛県八幡浜市、福島大朝組合長)の累積赤字問題が表面化した後に理事7人が辞任していた問題で、漁協が新たに選んだ理事候補17人の中に西予市三瓶地区からの選出者がいないことが、20日までに分かった。漁協が経営再建に向けて策定している財務改善計画案への異論が強い三瓶が漁協側の求めに応じず、理事候補を出さなかった。 同漁協は8漁協の合併で2005年に発足した際、旧漁協単位の理事数を定めた覚書を交わし、三瓶地区の定数は4だった。赤字問題を受けて1月に福島組合長を選出して新体制でスタートしたが、三瓶選出の4人全員を含む理事7人が2月までに辞任。漁協内の地域間対立が懸念される事態が続いている。
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