国内外で原発や劣化ウラン弾の被ばく問題を取材執筆している画家の増山麗奈さん(37)=神戸市=の講演会「なぜ原発が怖いのか」(大洲の環境をよくする連絡協議会など主催)が2日、愛媛県大洲市東大洲の市総合福祉センターであり、四国電力伊方原発(伊方町)30キロ圏の住民約110人が耳を傾けた。 増山さんは東京芸大中退後、絵画やパフォーマンスによる反戦運動を始め、絵本「げんばくとげんぱつ」を出版。放射線から子どもを守ろうと動く母親をテーマにした映画の撮影も進めている。 講演では、各地で母親らが食品の放射能汚染監視に取り組んでいることや、脱原発を決めたドイツで廃炉作業が長期雇用として成立している点などを自身の現地取材を基に報告した。
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