成年後見制度と市民後見人の意義を学ぶ公開研修会（松山市社会福祉協議会主催）が３１日、愛媛県松山市若草町の市総合福祉センターであった。成年後見センター・リーガルサポート（東京）理事で司法書士梶田美穂さんが講演。市民約６０人が、高齢者や障害者が地域で安心して暮らし続けるための方策を考えた。 梶田さんは、認知症で生活保護を受給する７０代女性の成年後見人を務めている。家にこもる女性に代わり、滞納家賃支払いやデイサービス利用契約を代行し、平日の居場所を確保したと説明。成年後見制度について「医療行為の同意はできないなど課題はあるが、判断能力が衰え、崩れた生活を一定立て直すのには有効」とした。
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