愛媛県内農商工業者の連携による新事業創出や販路開拓を目指す「農商工ビジネス商談会」が２８日、松山市内のホテルであり、食品加工メーカーや農家らがバイヤーに自慢の商品を売り込んだ。 日本政策金融公庫の県内３支店が２０１１年度から開いており、４回目。３５社が参加し、延べ８９組がそれぞれ約１５分間商談した。メーカー側は梅干しやハム、和菓子といったこだわりの商品をＰＲし、スーパーなどの流通関係者は生産状況や価格を熱心に質問していた。 一梅酢（新居浜市）の寺岡敬博社長（６２）は「県産かんきつ酢の販路を拡大したい。輸送会社との商談では、南予の海産物と酢を組み合わせれば首都圏へ売り込めると提案できた」と手応えを語った。
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