県伊方原発環境安全管理委員会原子力安全専門部会(部会長・望月輝一愛媛大大学院医学系研究科教授、8人)は28日、愛媛県伊方町の四国電力伊方原発で重大事故を想定した訓練を現地調査した。 訓練は、地震で伊方3号機の全交流電源が喪失し、1次冷却水が漏れ出したと想定。原子力規制委員会が審査中の重大事故対策評価で最も厳しいケースを選んだ。社員約60人が、電源確保や燃料補給など6班に分かれて手順を確認した。 機器を冷却し続けるのに必要な海水をタンクへ補給する訓練では、作業員が屋外の放水ピットから車載の中型ポンプを使って海水をくみ上げ、ホースを約100メートル離れたタンクの接続口につないだ。調査担当の委員は作業にかかった時間などをチェックしていた。
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