愛媛県新居浜市はこのほど、緊急地震速報が流れた際の対処マニュアルなどをまとめたパンフレットを作製した。２月の広報誌に折り込み、自治会加入の全４万４８００世帯に配る。 同速報は、最大推定震度が５弱以上で、各地域で最大震度４以上が推定される場合、発生の数秒前から数十秒前に強い揺れが来るのをテレビや携帯電話、防災行政無線などで知らせる。 昨年４月１３日、兵庫県の淡路島で震度６弱の地震が起き、市内で速報が流れた際に、住民から「何をすればよいか分からなかった」との声が市に多く寄せられたことから、手引書として作った。 パンフレットはＡ４判４ページ。施設内や車を運転中などの場面別に、速報を見聞きした際の行動を「家から慌てて外に飛び出さない」「屋外ではビルのそばから離れる」などと紹介。地震の揺れに備え、家具転倒防止の市の補助事業活用なども呼び掛けている。 市防災安全課は「放送を聞いたら身を守る行動を取ってほしい」と話している。パンフレットは希望者には市役所でも配る。
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