鉄道高架や広場の整備が予定されるJR松山駅周辺のまちづくりを話し合うシンポジウムが26日、愛媛県松山市内のホテルであり、市民約150人が街の将来像を描きながらそれぞれの役割を考えた。 松山駅は2020年度の完成を目指し整備が計画されており、シンポジウムは市が毎年開催している。 滋賀県立大名誉教授で建築家の柴田いづみさん(東京都)が基調講演し、まちづくりは「市民一人一人が共に動くことで、社会が動きだす」と強調。設計を手掛けたJR行橋駅(福岡県)では住民提案で緑化が進み、彦根城(滋賀県)に続く道は住民主導で統一された景観が実現し人が行き交うようになったと各地の事例を紹介し「個人が動いて何かを仕掛けることが重要だ」とした。
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