四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働問題で、原発30キロ圏の大洲市の環境市民団体「グリーンコンシューマーおおず」(加戸弘二代表、約30人)が26日、同市東大洲の農産物直売所前で再稼働の賛否を問う街頭アンケートを行い、市民の関心を喚起した。 午前9時半から2時間、買い物客に賛成、分からない、反対の3択でボードにシールを貼ってもらい、理由を尋ねた。全267人中189人と多数だった反対意見の人は「恐ろしいものは要らない」「節電で大丈夫」などと発言。35人だった賛成者は大半が電気代への悪影響を指摘したほか「商売で四電の人が来てくれるので」と話す人もいた。「分からない」は43人だった。 「グリーン―」は2001年に市民有志で結成し、ごみ減量や肱川水質問題などに取り組んでいる。2月2日午後1時半から市総合福祉センター(同市東大洲)でジャーナリスト増山麗奈氏による講演会「なぜ原発が怖いのか」を開く。無料。
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