４月の消費税増税に伴い、愛媛県立とべ動物園（砥部町上原町）は２４日までに、４月１日から大人（１８歳以上６５歳未満）の入園料を１０円値上げし４６０円とする方針を固めた。２月定例県議会に関係条例改正案が提案される見通し。入園料値上げは、２００９年に続き２回目。 指定管理者の県動物園協会によると、「夜の動物園」開催日に雨が多かったことも響き、１３年度の入園者（２３日現在）は約４１万人（前年度同期比約２万人減）。園の収支は１０年度から赤字が続いており、高速道路の休日上限千円割引や獣舎改修で約６４万５千人が来園した０９年度の剰余金も１４年度には底をつく見通し。電気料金引き上げの負担も大きく「現時点でも経営は厳しく、増税分を値上げしないと成り立たない」と理解を求めている。 指定管理者制度を導入している県施設の利用料金は条例で上限額を定めており、とべ動物園の入園料の上限は４５０円。大人の入園料値上げには、条例改正による上限額の引き上げが必要になる。
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