子どもたちにクラシックの名曲に触れてもらおうと、プロの音楽家を招いた演奏会が16日、愛媛県今治市朝倉上の上朝小学校であり、全校児童42人がチェロとピアノが奏でる美しい音色に聞き入った。 財団法人地域創造(東京)の公共ホール音楽活性化事業で、市教育委員会が開催。チェロ奏者の奥田なな子さん(神奈川県)とピアニストの鈴木華重子さん(兵庫県)の2人が同校を訪れた。 奥田さんは「弓は馬の尻尾の毛でできていて、弦にこすりつけることで音が出る」とチェロの仕組みを説明。バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番プレリュード」や、ベートーベンの「チェロソナタ第3番終楽章」などを披露した。最後に奥田さんと鈴木さんの伴奏で、児童が合唱曲「ビリーブ」を歌って盛り上がった。
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