愛媛県東温市最大の住宅地造成が進む志津川地区で、スーパーのフジ(松山市、尾崎英雄社長)が県有地約1万2000平方メートルを取得したことが15日までに分かった。尾崎社長は「スーパー出店を視野に購入した」としている。県によると、埋め立て地を除く県有地の売却面積としては過去最大級。 昨年10月、県の一般競争入札に県内スーパー2社が参加し、フジが9億1000万円で落札した。出店など具体的な活用計画は現時点では未定。尾崎社長は「住宅地が埋まり、生活用品を買いたいというニーズが出てくれば、暮らしに役立つ事業を展開したい」と説明している。 県や東温市によると、場所は東温高校の北側。第1種住居地域で床面積3000平方メートル以下の店舗や事務所などが建設できる。市が約800区画の造成を計画する志津川土地区画整理事業の宅地の一角に位置し、計画人口は約2400人。
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