コロッケなど冷凍食品製造・販売の「ちぬやホールディングス(HD)」(香川県三豊市、今津秀社長)が、愛媛県西予市宇和町皆田に新食品工場建設を計画していることが15日分かった。メンチカツなどを製造予定で100~200人の新規採用が見込まれ、景気の影響を受けにくいとされる食品会社の大規模求人は地域経済活性化に寄与しそうだ。 ちぬやHDは、味のちぬや(三豊市)、愛媛ちぬや(西予市三瓶町)などを傘下に持つ。中食向けの需要が伸び、味のちぬやの2013年3月期の売上高は178億2300万円。愛媛ちぬやは1998年、西予市三瓶町和泉で現工場の操業を開始。メンチカツなどを製造し、約150人が働く。 関係者によると、新工場は松山自動車道西予宇和インターチェンジ近くの宇和川沿いに計画。スーパーのフジグループのフジデリカ・クオリティ(松山市)の工場跡地で、現在はほぼ更地になっている。
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