愛媛県無形文化財の古式泳法「大洲神伝流」の保存会による寒中水泳大会が１３日、大洲市中村であり、４～７３歳の男女８７人が水温７度の肱川を歯を食いしばって泳いだ。成人の日に開催しており６０回目。 保存会（約２０人）の今井要会長（７５）が開会式で、神伝流が日本水泳連盟から独立した１流派に認められる見通しと報告し「主馬（しゅめ）神伝流として再出発する。うれしい話で、きょうは頑張って泳いでほしい」と呼び掛けた。 大洲、西予、内子の３市町から一般参加があり、顔をゆがめながら気合の表情で５０メートルを泳いだ。松山大水泳部による成人の日を祝う水書や、愛媛大水上競技部の日傘泳ぎ、神伝流による重さ１０キロのよろいかぶとを着けた懸命の泳ぎなどがあり、土手の見物客から拍手が起きていた。
↧