夏の登山シーズンを前に愛媛県警山岳警備救助隊は19日、山開きを7月1日に控えた石鎚山で山岳警備救助訓練を始めた。3日間の日程で、機動隊員や石鎚周辺の警察署員ら31人が登山技術や遭難者の捜索・搬送技術を磨く。 土小屋で開始式があり、新崎雄二県警生活安全部参事官は「悪天候の中で実践的な訓練になる。しっかり技術を磨いてほしい」と参加者に呼び掛けた。 初日は風雨が強く、濃い霧も立ち込める中、20~30キロの荷物を担いで山道を歩く縦走訓練と、天狗岳北壁でのロープを使ったつり下ろし・つり上げ訓練などを実施した。20日以降は、弥山の鎖場での救助や担架を使った搬送訓練などを行う。
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