正月のしめ飾りや門松を焼く伝統行事「どんど焼き」が7日、愛媛県西予市宇和町明間の明間公民館裏の広場であった。約70人の住民が集まって飾りを燃やし、新しい年の健康と平穏を祈った。 明間地区では「お注連(しめ)焼き」と呼ばれて親しまれているどんど焼き。かつては集落ごとに行っていたが、現在は少子化のため地区全体で実施している。時期も一般的な1月15日ではなく、子どもたちが参加しやすい冬休み中に繰り上げている。 7日は、子どもたちが集めた約100戸分の正月飾りを約3メートルの高さに積み上げ、神事の後に火を付けた。「パン」という竹が割れる大きな音が何度も響き、住民らは徐々に崩れていくやぐらを囲んで見つめていた。
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