愛媛県愛南町増田で14日に起きた猟銃誤射事故を受け、愛南署は24日、再発防止に向けた特別講習会を開いた。南宇和猟友会の会員約70人が出席し、過去に起きた事故の事例などを学んだ。 現場略図で概要を説明した同署の担当者は、誤射した男性が猟仲間の位置を把握せず、人を鳥と思い込んで散弾銃を発砲したのが原因と説明。実弾を装てんした銃を車の荷台に載せて走るといった違反行為が毎年のように管内で発生している点にも触れ「危険な行為。軽く考えず基本を守ってほしい」と呼び掛けた。 県警生活環境課の渡部慶紀保安係長は、誤射や暴発による全国の死傷事故を示し注意喚起。「十分に確認して発砲するなど事故防止策は周知のことばかり。確認できないときは発砲を見合わせる勇気を持ってほしい」と訴えた。
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