愛媛県のごみ問題を考えようと、松山市の市民団体「ごみを考えるネットワークえひめ」(谷口博徳代表)は21日、松山市山越町の県男女共同参画センターで講演会を開き、香川県豊島の産業廃棄物不法投棄問題に長年関わってきた元香川県議の石井亨さん(53)が経緯や取り組みを紹介し、市民が問題意識を持つ重要性を訴えた。 県内外から参加した約30人を前に、石井さんは「1990年に摘発され、当時わが国最大の有害産業廃棄物不法投棄事件だった」と説明。汚染現場の原状回復のために住民が自費で汚染地を買収したことや、香川県内100カ所以上で住民勉強会を開催したことなどを写真を交えて紹介した。
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