愛媛県内有数の米どころ・宇和盆地の冬の風物詩「わらぐろ」のライトアップが20日、西予市宇和町西山田の田んぼで始まった。寒風が吹きすさぶ広大な田園地帯に柔らかな明かりがともり、幻想的な雰囲気を演出している。 宇和わらぐろの会が2004年から毎年実施し、10回目。わらぐろは、稲わらを乾燥・貯蔵するため積み上げた家のような形をしている。石城小学校南側の田んぼに、同会の上甲清会長(77)らが手掛けた12基と、同校の児童が作った3基に明かりを当てた。 20日は午後5時ごろから1基ずつ照射。夜が深まるにつれ徐々にわらぐろが浮かび上がり、かつての農村景観をしのばせていた。 ライトアップは1月7日まで。毎日午後6~8時ごろ点灯する。
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