正月の食卓を彩るおせち料理用折り箱の製造が最盛期を迎えている。業界大手の新井産業(愛媛県八幡浜市、新井孝行社長)は今シーズン約120万個を出荷予定で、作業員を増員して対応している。 同市保内町川之石の本社工場では18日、職員が専用の機械で木箱の表面を滑らかに削ったり、仕切り板を組み立てたりする作業に大忙し。同社によると、おせち用折り箱は木製と紙製が中心で、近年は高齢者施設や核家族世帯向けに小型の受注が増えているという。 11月以降の製造数は平常の2倍に上り、本社のほか大洲市と茨城県の工場で計約40人の増員態勢で臨んでいる。
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