大王製紙(愛媛県四国中央市、佐光正義社長)は自社製品の模倣品が中国で売られているとして、販売業者の行政摘発を中国当局に請求し、業者への処罰が決定したと16日発表した。 模倣品は、大王のベビー用紙おむつ「GOO.N(グーン)」を模して作られた商品。同社によると、名称やロゴマーク、パッケージデザインなどが酷似しており、同社製品と同じか若干安い価格で売られていたという。 7月に中国の消費者から「大王製紙の製品の模倣品のようなものが出回っている」との問い合わせを受けて同社が調査し、9月26日に広州市工商行政管理局に行政摘発を請求。当局は同30日に模倣品販売会社に立ち入りし、12月4日に模倣品没収や罰金などの処罰決定を下した。
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