文部科学省が13日に公表した本年度の愛媛の肥満傾向児出現率は、男女26区分のうち半数を超える17で前年より増えた。男女ともに15歳が最も高く、女子の中学生以上はすべて全国平均を上回った。 学校保健統計調査速報によると、対象は5~17歳で、県内の幼稚園と小中高校726校から156校を抽出。抽出率は身長や体重など発育が7.7%、健康が40.4%だった。 肥満傾向児出現率は、男子は15歳が平均を4.56ポイント上回る15.61%で全国5位。女子は15歳の10.7%に続き、12歳、9歳が10%を超えた。6歳も6.67%で全国5位で平均から2.76ポイント高かった。 身長は例年とほぼ横ばいだが、男女の全区分が平均以下。最も差が開いたのは、男子の17歳、女子の15、17歳で、平均よりも1.4センチ低かった。 体重はここ10年減少傾向。男子は5、15歳、女子は6、9、12、13歳を除き平均を下回った。特に男子の17歳は2.1キロ軽かった。親世代との比較では、小中学生がおおむね30年前を上回った。
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