２００８年に閉鎖した愛媛県宇和島市吉田町立間のジーンズ製造会社「ボブソン吉田工場」跡地に、建築資材販売施工のマルマストリグ（今治市）が出力千キロワット以上の大規模太陽光発電所（メガソーラー）を建設することが９日分かった。１４年稼働を目指す。 景気低迷による同工場閉鎖後、土地と建物は吉田工場の親会社ボブソンの後身「ピーチフォート」（岡山市）が所有したが使っていなかった。マルマストリグは１３年１１月に跡地１万１８２２平方メートルを購入し、現在は建物を取り壊している。発電所の詳細は１～２カ月以内に決める予定。四国電力に全て売電する。新規採用は検討していないという。 マルマストリグは本社に１５キロワットの太陽光発電パネルを設置しているが、メガソーラーは初めてで「南向きに開け立地条件が良く、安定収入として期待している」と話している。 企業誘致担当の宇和島市商工観光課は「雇用につながらないなら残念だが、資材購入や工事下請けなどの経済効果に期待する」としている。
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