高校生に外科医の仕事を体験してもらう「ブラック・ジャックセミナー」が7日、愛媛県松山市文京町の松山赤十字病院であり、県内の29人が患部を縫い合わせる縫合などを学び医療の一端に触れた。 医療への興味や知識を深めてもらい、進路の参考にしてもらおうと同病院と医療品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(東京)が開いた。同病院では昨年に続き2回目。 西崎隆副院長(54)=消化器外科=が「外科医数が減り、愛媛でも夜間に緊急手術ができない地域が広がっている。手術で(患者の)生きる時間を延ばすことができるなど非常にやりがいがある」と仕事を紹介。参加者は、エコー検査▽自動体外式除細動器(AED)・救急▽カテーテル▽縫合▽電気メス▽腹腔(ふくくう)鏡シミュレーター―の六つを体験した。
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