「四国西予ジオパーク」の日本ジオパーク認定を記念したシンポジウムが７日、愛媛県西予市宇和町卯之町３丁目の宇和文化会館であった。市民ら約４００人が、講演などを通じ、地域活性化に向けた今後の活動を展望した。 四国西予―は西予市全域が対象で、９月下旬、県内で初めて日本ジオパークに認定された。シンポは市民に理解を深めてもらおうと市が開催。首都大学東京教授で日本ジオパーク委員会委員の菊地俊夫さん（５８）が、地域振興をテーマに基調講演した。 菊地さんは西予市を含め国内３２地域にある日本ジオパークなどの取り組みを紹介。宿泊型の旅行プランやケーキといった新商品の開発を挙げ、「これからは旅行者が地元にお金を落とすことが大事」と述べ、企業や住民自らが観光を企画する重要性を説いた。
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