愛媛県松山市の第13回坊っちゃん文学賞の最終審査会が5日、市内であり、大賞に沖縄県宮古島市、主婦桐りんごさん(32)=本名非公開=の「キラキラハシル」を選んだ。 「キラキラハシル」は、田舎の小学校を舞台に、女子400メートルリレーで全国大会出場を目指す少女4人の不安と成長を描いた作品。 審査員の一人、作家早坂暁氏(松山市出身)は「突出して良かった。共同で『つなぐ』ということを明確に教えてもらった。(作品に登場する)校長が仲間の背中を見る、未来を見ることの大切さを教えているのが良かった」と述べ、映像化を期待した。 佳作は福岡市、大学職員相川英輔さん(36)=本名岩尾祐介=の「日曜日の翌日はいつも」と、東京都小平市、大学生仲村萌々子さん(19)=本名中村萌々子=の「赤いろ黄信号」が選ばれた。
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