愛媛県の松山市消防局は５日、入院患者ら１０人が死亡した福岡市の診療所火災を受け、松山市内の医療機関を対象に実施した特別査察の実施結果を発表した。８９事業所１０１棟に立ち入り、「過去１年以上、消防訓練を未実施」といった消防法違反を延べ１８棟で確認。文書などで早急な改善を指導した。 訓練未実施が最も多い違反で１６棟。年２回の実施義務があるが、最長で過去４年間未実施だった。更衣室など２カ所に自動火災報知設備が未設置▽避難経路の階段にロッカーなどを配置―も各１棟あった。
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