東日本大震災の被災地の現状を知り交流を深めようと、東北で災害ボランティア経験がある愛媛県内の20~60歳代の18人が20日、宮城県女川町へバスで出発した。23日までの日程で、被災者の体験談聞き取りや地元イベント参加を通じた復興支援に取り組む。 震災から2年半が経過する中、がれき撤去や避難所支援をした当時を振り返り、支援継続につなげる狙い。県社会福祉協議会などが、2011年度に県と運行した7回のボランティアバスの利用者から参加を募った。 20日午後、松山市道後町2丁目の県身体障害者福祉センターで出発式があり、リーダーを務める県理学療法士会会長定松修一さん(53)が「有意義な活動、経験を胸に帰ってきたい」とあいさつ。バスに荷物を積み込み、現地へ向かった。 22日には「おながわ秋刀魚収穫祭」でブースを設け、県内企業などから提供されたみかんジュースや銘菓、じゃこ天などを格安販売する。
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