住友商事(東京、中村邦晴社長)は4日、愛媛県西条市北条の日新製鋼東予製造所の約38ヘクタールの遊休地に出力2万8700キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。約8千世帯の消費量に相当する。同社は「現在公表されている中で四国最大級ではないか」としている。 2013年12月に着工し、15年4月に完成する予定。住友商事出資の事業会社が運営し、全量を四国電力に売電する。遊休地は日新製鋼から34年4月までの21年間賃借する契約を結んだ。 住友商事は北米やヨーロッパなど海外で太陽光や風力など計10件の再生可能エネルギー発電事業に参画。国内でも3カ所で風力発電に参画している。太陽光発電も候補地を探しており、広さや日照量などを考慮し、西条市の土地を選んだ。
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