東日本大震災の被災地から愛媛に避難している人たちの交流会が14日、松山市石手2丁目の石手寺であった。県外避難者を担当する福島県職員も参加し、避難者たちは愛媛と古里を行き来するための支援などを求めた。 福島県避難者支援課の本多洋崇副主査が、東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示区域や復興公営住宅の整備など福島県内の現状を説明。避難者について「震災から時間がたち、費用面や親子が離れて暮らす問題などから、帰県する人もいる。避難先で仕事が見つかるかどうかなど状況はさまざま」と話した。 福島、愛媛間の往来支援である高速道無料化措置を利用できる人や時期が限られているため、避難者たちは「2年に1度でもいいから戻りたい」「公共交通機関などの費用支援があると心強い」と訴えた。 交流会は石手寺と県内避難者らでつくるNPO法人「えひめ311」が定期的に開催している。
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