愛媛県内の中学生が日ごろの思いを訴える「少年の主張大会」(県など主催)が7日、松山市上野町の県生涯学習センターであり、同市立雄新中3年の土居華夏さん(15)の「祖父と夏祭り」が最優秀賞に選ばれた。 35回目の今回は、県内18校から1442人が応募。最終的に絞り込まれた10人が会場で発表し、内容や発表態度、表現の仕方などで審査された。 土居さんは、昨年亡くなった祖父との思い出を紹介。「いつも周りに笑顔があった」という祖父が、自分に農業や自然を教えてくれたことを振り返り「心から尊敬している」と誇らしく語った。 祖母が認知症になったことや祖父の死というつらい経験を通して「一分一秒を大切にしたい」と思うようになった土居さん。「祖父の分まで祖母との時間を大切に、少しでもそばに居てあげたい」と力を込めた。
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