愛媛県警は30日、4月に実施した交番・駐在所の統廃合地域の住民890人を対象にしたアンケート(選択式)の結果を公表した。廃止地域で「特に困っていない」「警察官やパトカーのパトロールを見ることが増えた」との回答が約6割を占め、「統合再編が良い評価を受けている」と分析した。 アンケートは、7月から約1カ月間、廃止した3交番37駐在所と統合先の両所管区域で、県警が駐在所連絡協議会員や自治会役員の中から約10人ずつ選定、回答を依頼した。 廃止後の不便さを尋ねる設問では、半数が「いざというとき、駆け込む場所がなくなった」「駐在所などに警察官のいる時間が少なくなった」「困り事などが警察に相談しにくくなった」と訴えた。県警地域課は「地域に根差した活動に力点を置きたい」としている。
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