四国電力は9月1日から家庭向け電気料金を平均7.80%値上げする。値上げは第2次石油危機後の1980年以来、33年ぶり。 値上げ幅は標準的な家庭(月間使用量300キロワット時)で1カ月当たり349円の負担増。燃料価格の変動を反映する燃料費調整額を加算すると、8月に比べ433円の値上がりとなる。 四電は伊方原発(愛媛県伊方町)の全基停止による代替の火力発電の燃料費が膨らんで業績が悪化。収入不足を補うために2月、7月から平均10.94%の値上げを経済産業省へ申請した。査定で値上げ幅が3.14ポイント圧縮された上で8月6日に認可を受け、予定より2カ月遅れでの実施となった。
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