四国の8月の電力需要は、記録的な猛暑が続いた影響で2011年夏と12年夏の最大需要を超えたが、電力供給力に占める需要の比率を表す使用率95%以上の「厳しい」日は22日の1日だけだったことが四国電力のまとめで分かった。伊方原発(愛媛県伊方町)全基停止と猛暑が重なったが、安定供給に影響はなかった。 松山地方気象台によると、8月の県内は松山で猛暑日が30日までに8日間と、四電が猛暑の基準とする2010年の12日間に迫る暑さ。最高気温の観測史上最高更新も四国各地で相次いだ。 四電によると、8月の電力需要は使用率90%以上の「やや厳しい」が平日19日中、9日。この夏最大の549万キロワットを記録した22日のみ95%の「厳しい」状況だったが、四電はこの日に関西電力からの要請を受けて5万キロワットを緊急融通した。97%を超える「非常に厳しい」日はなかった。
↧