愛媛県松山市菅沢町の産業廃棄物処理会社「レッグ」の最終処分場問題で、市は29日の市議会環境下水委員会で、対策工法決定に向けたボーリング調査などの委託先を決める指名競争入札の落札事業者が辞退し、契約に至らなかったことを明らかにした。9月中旬までに再入札する方針。 市によると、8月2日に実施した指名競争入札(予定価格税込み約1億1986万円)には5事業者が参加。落札した事業者が、22日に「条件通り技術者を確保できない」との理由で辞退を届け出た。 同調査と並行して進める対策工法設計などの委託先選定(公募型プロポーザル方式、提案限度価格約1億7584万円)は、応募が1事業者だけで、市職員や外部識者による審査(9月上旬予定)で基準点を満たせば決定するという。7月下旬の現地見学会には2事業者が参加していた。
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