四国電力は27日、伊方原発(愛媛県伊方町)の半径20キロ圏内の住民に原発の安全対策などを説明する戸別訪問を始めた。原発への不安軽減が目的で、同町と八幡浜市の全域、大洲と西予両市の一部計約2万9000世帯を対象とし、9月下旬までに終える予定。 戸別訪問は毎年秋に実施していたが、7月に伊方3号機の再稼働に向けた安全審査申請を原子力規制委員会にしたことを踏まえ、前倒しした。 同町九町では四電社員が2人一組で各戸を訪問。パンフレットを手に大型放水砲配備などの追加安全対策や、原子炉内に異物が混入した異常を県に報告していなかった問題の再発防止策を説明した。
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