地震による津波発生時に迅速な救助を図ろうと、宇和島署など宇和海沿岸4署の警察官ら23人が27日、愛媛県宇和島市石応の石応海岸で、災害用救命ボートを使った合同訓練をした。 ボートは県警が7月、南海トラフ巨大地震で津波被害が想定される4署に配備した。定員5人で、長さ3.3メートル、幅1.7メートル、深さ0.5メートル。強化プラスチック製の組み立て式で、がれきで浅くなった場所も航行できるのが特徴。 合同訓練では、宇和島海上保安部員が、水上での安全航行や要救助者を引き上げる際に用いるロープの使い方を説明。海上での訓練では、署員がエンジンのかけ方や操作方法を確認した。約30メートル先の要救助者役の警察官に近づき、浮輪の投入などでボートに引き上げて救出した。
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